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昨日は日テレまで岡本太郎さんの「明日の神話」を見に行ってきました。公開が31日までなので焦って。
最近「ほぼ日(http://www.1101.com/home.html)」を読むようになってて、TARO MONEY(http://www.1101.com/taro_money/index.html)の企画などもあり、気になっていたんだよね。
出かける際雨が降っていたので、屋外にあるので、もしや見れないかもと思ったのですが(保護のためシャッターを閉めるそうです)、運良く晴れ、見る事ができました。
いや。もう。胸が焼けそうだったよ。ずっとお腹にぐうーっと力が入ったまま泣きそうだった。
私、画家じゃなくてよかったと思った。書けなくなると思う。
天才がぎゅうっと全身全霊を込めて描いたものは、もう、強すぎて強すぎて。涙をこらえるのが必死だった。
この壁画についての細かな経緯はほぼ日などに詳しくあるので、そちらを参照してほしいのですが(→http://www.1101.com/asunoshinwa/index.html)、
概要としては、とあるメキシコのホテルの壁画として描かれたものだったのだが、そのホテルが経営破綻、絵も行方不明。
養女である岡本敏子さんの尽力でやっとみつかったのだが、資材置き場にバラバラに壊されたひどい状態で。
やっとこの夏なんとか修復を終えて、東京にきたという。
そう。よく帰ってきたね、とも思った。
それから、そうそう、これは原爆の絵なんだよね。
去年は敗戦60周年とかで、たくさん特別番組をやっていたから、あらためて戦争の事を考えたりしたんだけど、
今年はあんまりそういうのなくって、自分でも反省してたんだけどね、、ここでこういうものに出会うとは。
公開は今日までで、、そのあとはどうなるか決まっていない。
つまりは資金が足りなくて、これだけ大きなものを運搬したり、管理したりするにはすごいお金がかかってしまう。
岡本太郎という人は、絵を売らない主義だったそうだ。特に個人には。
かならずたくさんの人が見れる場所に絵をおいてもらう事を好んだんだって。
最近youtubeなんか私も見るけど、著作権って何なんだろーってずっと考えてる。
作品はみんなのもののような気がする。みんながみるためにあるような気がする。それがうれしいからやってるの、こっちは。
そのためにあるのに色々お金のために制限つけるのは悲しい。でも、お金がないと活動ができないのも現状。
こんなすばらしい絵ならばこういう時にどーんと国がお金を出せばいいのにねって思う。国というパトロンがさー。
今日までなので、ぜひ見に行ってください。オリジナルラブの田島さんのライブもあるそうです。
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