村上ユカ・ユカフェ、はてなダイアリーログ

村上ユカ・ユカフェ、はてなダイアリーの2001年4/6〜2016年2/5のログです

日記はお休みしてアルバムとライブの話を、その2でございます。(略してアラバナ!)
今回はアルバムの感想メールのお話し。(まだ発売してないです、念のため)

口ベタな村上ユカは98年4月から1年間、信じられない事にラジオで毎週喋っていました。
しかも、ローカルとはいえ、北海道では知らない人はいない、
STVの「アタックヤング」という老舗番組です。時間は木曜の夜12〜1時の1時間。
AMラジオなのにフルでマニアックな曲をかけまくり、女性パーソナリティにはめずらしく
ネタ募集コーナーもあり、あと残り15秒、何か言って!というディレクターさんの声に
「トンボにマッチを持たせるとマイクみたいになる!」(それで来週までさよなら!すげー)、
まあ、やりたい放題でした(どんなだ・笑)。

そのやりたい放題を許して下さったのが、西中さんというディレクターさん。
今でも時々メールさせて頂いていまして、アルバムをお送りしました。(ってまだCD-Rですが)
そしたら、すごーいうれしーい!感想を頂きまして、、。
掲載のお許しを得ましたので、以下、転載させて頂きます。

件名:今日は6・10・・・ムトウ、無糖の日!ですが角砂糖話を(笑)

どうも!角砂糖ひとつ やっと なめ終わりました!!
風、という形も色もないものに、色や形をつけたようなアルバム。そんな気がしました

風、というタイトルや歌詞があったりするからだけではなく、
ここちよく木々を揺らしたり洗濯物を乾かしてくれたり の風もあれば
家をとばしたり 人の楽しみや命までを奪う 風もあるわけで
優しいだけじゃなくて 強さや怖さや痛みも含む ・・・ 
これは ユカさんが表現してきている世界ととてもダブります。

漠然とそう思っていたのだけど、
今回アルバムをきいていて、
「風は僕の強さを知らせたいためにつよくつよく吹いている」(櫻)
やっぱりそうか!
「本当はこの手で叶えられないことはない 風が止む朝日が昇る
 またぼくは歩きだす自分のちからで」(風がついてきた話)
「めをとじて 風のおとをきいて そのなかにたいせつな(私の)歌があるから」(小鳥) 
どれも名言。・・・・格言。

歌詞の話ばかりになりましたが
知ってのとおり、僕は音楽家でも専門知識があるわけでもないので
楽器やミックスがどうどうなんていう話はできないのだけど
やっぱり、しょっパナから、あの音圧。新鮮、吃驚(←「びっくり」で変換したらコレでた)。
そして カラフル。音符のひとつひとつに色がついてる。
聞いているとカラダが自然に動く。しかもちょっと奇妙な動きで。小刻みに・・・

声も負けず、一段と表情豊かに。
たのしくポップなアルバムですね。
舞い散るゆきが櫻に ドラマチックに変わっていったり、
音の「名場面」もいろいろあって楽しめます。

歯並び、変わった?ような気がしたんだけど。(関係ないか)
まだまだ聞き込みますね。そして
ライブではどんな風を感じることができるのか、楽しみにしています。
アルバムがユカさんにとってよき上昇気流となりますように!!

は、はああ。自分で載せといて、急に恥ずかしくなって来た‥。で、でもうれしい。
西中さんほんとにほんとにありがとうございました。

メールを頂いてわかったのは、自分の歌詞における「風」というのは、
自分の「無意識」をあらわすものだったんだな、と自分ではじめてわかったんです。
行くべき道を風が教えてくれる。けれどそれはイコール自分の無意識だ。
無意識にこそ意味がある、強くそう思っています。実はね。
そして、自分もそういう生き方をしてると思いました。
運命なんだけど、自分の中にあるもの。自分でも、なんかやっと分析できた気がします。
風、風ねーっ!

この前もライブに参加のソネさんに「ユカちゃんの特徴は歌詞だよねー」といわれて。
あっ、私、歌詞書いてたんだ!と思い出すくらい(笑)、作詞家の自分は忘れてる部分でした。
歌詞、苦手だけどがんばって書いててよかったあー。