村上ユカ・ユカフェ、はてなダイアリーログ

村上ユカ・ユカフェ、はてなダイアリーの2001年4/6〜2016年2/5のログです

週末はライブに、お花見にいそしんでおりました。ライブは新生マーシュマロウ!ほんと、子連れじゃないライブは久しぶり。
2000年の夏に新居昭乃さんが赤坂ブリッツでやったのを見た以来なので...約4年!どうしても見たかったのです。
しかも船の上、というはじめてのシチュエーション。
実際船が動くわけではないし、外も見えるわけではないので、船だ、と感じるのは出入りの時だけなんだけど。
で、谷川俊太郎「VS」となっていたので、たぶん、対バン的に別にやるのだと思っていたら、その「VS」の意味は本当に「VS=対決」。
マーシュが数曲やった所で、谷川親子が乱入(笑)、いや、共演、という形で出演されたのでした。
そう、ねじめ正一さんとの「詩のボクシング」のビデオを大好きで何度も見ていた私にとっては、
谷川さんの口から「対決」という言葉が出るたびに「詩のボクシング」の風景が浮かんでしまい
(実際谷川さんの口からも「僕は優勝者ですからね!」なんて言葉も出ていましたし)なんだかわくわくしていたのでした。
谷川親子のピアノと朗読を挟みながら、マーシュの「自然現象シリーズ」がはさみこまれ、静かに熱い対決となりました。
谷川賢作さんもほんと面白くて、ピアノだけの方かと思ったら歌も歌われるんですね。
子供が歌うような奔放な歌で、♪すっぽんぽん!すっぽんぽん!生まれた時はすっぽんぽん!
という歌がおもしろかったので、家に帰ってから娘に歌ってやったら、にや〜っとして、
続けて「アミノサプリィ〜!」と歌ったのにも参りましたけど(なんか似てるの!)。

旧マーシュの時は本当に声の個性が強いなという感じだったのに対して、新生マーシュは、そういう点では少し大人しくなったかもしれない。
けれど、まとまりがあり、それはでもハーモニーを重視する演奏形態には必須の事で、
これはきっと上野さんが目指してらっしゃるひとつの形なのだ、と感じる事ができました。

しかし、トークは前よりもっと個性的、というか、楽屋そのままトークみたいな感じで、
「年女」「また歳ばらす!」とか「高田さんが一番若いんだよね」、「でも30超えてるよ..」「何も悪い事はしてない!」とか、
年齢トークは爆笑でした。あー、書いていいんだろうか(笑)。

後半またマーシュのみの演奏に戻り、最後にまた谷川親子と「対決」。その時にやった「マーシュマロウトリビア(!)」「四字熟語」は
本当に絶品でした。とくに丸尾さんが曲を書き、谷川さんが詩をつけた「四字熟語」は、こういう「笑い」があったのか、とはっとさせられました。
内容はいたって単純。四文字熟語をならべただけの曲なんです。それが、才色兼備→美人薄命〜とマーシュが歌うとなんだかおかしく、
そして最後は「拍手喝采」としめるのはさすが。
もちろん場内拍手喝采です。タイトルまで四文字熟語ではなく「四字熟語」と「4文字」にする所にも脱帽。
ああ、これは久しぶりのライブだからじゃなくて、ほんとに質の高いライブでした。
そしてこんなに笑えるとは。また、この共演見たい所です。マーシュのライブ自体は8月にあるそうですよ。このメンバーで続けてほしいです。