シングル「鏡の世界」の秘密を紐解くインタビュー♪
シングル「鏡の世界」発売から2ヶ月ほど経ちました。
ユカピクトショップの初回分は売り切れてしまい、
早くも再プレスをするという、うれしい状況になっております。
ありがとうございます。
曲の解説の記事をアップしようと思っていたのですが、なかなか忙しくて、手が回らない状態でした。
あらためて、インタビュー形式でシングル「鏡の世界」の秘密を紐解いていきたいと思います♪
■シングルとしてはひさしぶりのリリースとなりますね。
そうですね。
東日本大震災の直後に作った「かなえて」が配信限定ですが、シングルと考えると、4年ぶりになりますねー。
■シングル自体、そんなにたくさん出しているわけではないですもんね。この「鏡の世界」という曲をシングルでリリースしようと思ったいきさつを教えてください。
元々、これは一昨年(2013年)のアルバム「鳥と魚」の制作の最後の方にできた曲で、アルバムに入れようと思ったら入れられたんですよ。
で、サビの「鏡の世界で〜」というのはメロディと歌詞が一緒に下りてきてたので、タイトルもこれで行こうと決定してて。
でも、「鳥と魚」のリードトラック、「るりかあいかそらのいろ」と歌詞の内容が近いものになりそうだったので、
アルバムに頭は二つ必要ないな、と思って、ちょっと宙ぶらりんになっていた曲だったんです。
■それでシングルで出そうと。
はい。自分のレーベルを立ち上げて、身軽になったので、シングルでも、さらに、CD-Rっていうカジュアルな形で出してもいいかなーって。
■しかし、7分半もある大作ですね。
そうなんですよ〜。
色々メロディを推敲、、とはいいませんけど、整えていくうちにそうなっちゃって。
音域も村上ユカの中では一番広いと思います。歌うのほんと大変・笑
ジャケットも初めて自分のポートレイトを使いました。
(撮影:田尻光隆)
■歌詞も今まで使わない言葉を使ったりしていますね。「血だらけの」とか。
そう、この表現は使うか迷ったんですけど、でも、この表現しかないなって。
今、私、エナジーワークもやってますけど、その前段階で、Rebirthレッスンというのを受けてて、そこで最初に教わるのが、「この世界は鏡だよ」ってことなんです。
■それで鏡の世界なんですね?
あの人冷たいなー、やだなーって思ったら、自分は冷たい人間だから、人に優しくしてやろうって思ってるってことでね。
そうやって世界は鏡のように自分の事を映してくれていて、それを観て行く事で、自分の思い込みをどんどん外して行くレッスンだったんですけど、なんかそれで色々と世界の見方がまるで変わっちゃった。
くもりが取れて、解放されちゃったっていうか。
で、これをテーマに1曲作るしかないなって。
■使命感みたいな?
そこまで重くはないけれど、
なんか、そういうテーマが与えられちゃって、っていうか、自分で与えてもいるんでしょうけど、これを作品にするまで、動けないぞって感じで・笑
■大変でしたか?
大変でしたw
ここは、鏡の世界で、自分だけしかいないのよね、って分かってるつもりでも、どう歌詞にしたらいいのかなーって。
あと、歌ってても、歌詞の人にまだなれてなかったり、感情移入し過ぎたり、バランス取れるまでずいぶんかかって。
ライブではよく歌いながら泣いてましたね。
■一曲作るだけでも大変なんですね。今回カップリングの曲もずいぶん毛色が違いますね。
鏡の世界は大作なので、1曲は軽くて明るいものを入れようと「うたをうたえば」を収録しました。
ずいぶん昔に作った曲で、打ち込みで作ってたんですけど、
1から作り直して、リコーダーとか、メロディオンとか、おもちゃ箱みたいな感じのアレンジにして。
■息子さんの声も入っていますね。
はい。
そんなおもちゃっぽいイメージなので、小3の息子に、コーラスをやってもらいました。
男の子は変声期があるので、ボーイソプラノを作品の中に残したかったってのもあります。
かわいいですよ、って親バカですね・笑
■もう1曲は「ラムネ坂」のシングルバージョン。
これは、人気の高い曲でアルバムには井波陽子さんのピアノ、コトリ木のコーラスのバージョンが入っているのですが、ライブでこのピアノは私、難し過ぎて弾けないので・笑
自分でアレンジしてやってたんですよね。それも好評だったので、収録しました。
■今後のリリースの予定は?
あ、いや、まだ分からないですけど、、カバー集も出したいなと思いながら、おかげさまでライブに忙しくて。
デビュー20周年が2017年なんで、そこではフルを出したいなと。
またシングルもするっと出したいです。
■楽しみにしています。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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